カルシウムエキス〈アミノール化学研究所〉「土壌にあっても発生するカルシウム欠乏予防」即効性葉面散布液肥 [TFJ-CA05]

肥料を十分に与えているのに生育や開花が思わしくないとき。
土壌にあっても発生するカルシウム欠乏！

■カルシウムエキスの特徴

◆転ばぬ先のカルシウム

カルシウムとは土壌中に充分あっても、植物の種類や栽培環境及び気候条件によっては、欠乏症状が徐々に、又は突然発生する厄介な性質を持ちます。

石灰を充分施してあるのにトマトの尻腐れ果がでたり、マクワ型メロンに醗酵果があったり、収穫したタマネギの芯腐れなどがしばしば起こります。これはカルシウムが効いていないために起こるのです。

本品は、即効性の葉面散布、カルシウム液肥ですから、速やかに作物にカルシウムの補給ができますので、カルシウム欠乏の予防と回復にきわめて卓越した効果を発揮します。

◆カルシウムの性質

カルシウムは植物体内で再移行しにくい元素で、生長の最も盛んな部位にカルシウムが欠乏しても旧葉からの移行は殆どなく、普通は頂芽が壊死し、その近くの葉の生育不良や黄化及び根の先端の細胞分裂が阻害されるなどの生理障害が発生します。

◆カルシウム欠乏症の原因

土壌中のカルシウムが不足している場合

(1)カルシウム不足による作物の生育不良や生理障害
(2)土壌のpH低下が主因となって生じる酸性障害、アルミニウムの溶出リン酸の不溶化やマンガンの過剰障害など
(3)ほう素欠乏

土壌中にカルシウムが充分にあるが吸収されない場合

(1)窒素過多（アンモニア系）
(2)高温乾燥
(3)低温過湿（根傷み）

◆カルシウムの主な働き

(1)細胞液内の有機酸の中和
(2)細胞膜を強め作物の耐病性を増す
(3)植物体内での糖分の移行
(4)葉で作られた炭水化物を子実へ移動
(5)根の生育を助ける

■使用効果

トマト…尻腐れ、窓あき果
メロン…醗酵果、肩こけ
キュウリ…肩こけ、くびれ
リンゴ…ビターピット
ピーマン…尻腐れ、実腐れ
イチゴ…チップバーン
白菜・キャベツ・レタス…芯腐れ、縁腐れ
トルコギキョウ・キク…葉先枯れ
ユリ…葉焼け

■使用方法

予防…500倍液を随時7日目毎
回復…500倍液を随時2〜5回

◆施用法

葉部の欠乏症…ジョロ又は噴霧器で葉の裏表が濡れるまでタップリ散布、特に新葉は念入りに施す。
根部の欠乏症…土によく浸透するようタップリと土壌に潅注
施用時期…朝夕又は曇天時に施用し、直射日光したでは施用しない。

◆施用量目安

3.3平方ｍあたり２〜５Ｌ欠乏症状に応じて随時加減

◆散布液の作り方

500倍散布液…水10Lあたりカップ約20ccを混合
（牛乳パック1L分の水ｘ10杯＝10Lです）

■肥料成分

硝酸性窒素…0.1
水溶性カリ…0.1
水溶性苦土…0.5
水溶性マンガン…0.10
水溶性ほう素…0.5
カルシウム…8.0
微量要素
鉄…0.1
銅…0.01
亜鉛…0.01
モリブデン…0.01
コバルト…0.01
※無臭性

■使用上の注意

窒素リン酸カリはほとんど含まれていませんので、肥料は従来どおり与えてください。
進行したカルシウム欠乏症は回復しないこともあります。

■内容量

500mlボトル入り
1200mlボトル入り