農業園芸用「クエン酸（無水）粉末」【時間指定不可・最短でのお届け】 [TIS-CIT01]

■特徴

クエン酸の「クエン」とは「レモン」のこと。昔はレモンや夏蜜柑の果汁から分離して作られる高価なもので、高級な酸味や高級清涼飲料水の原料として利用されていました。しかし現在ではサツマイモのデンプンから安く生産できるようになりさまざまな分野で利用されています。

■農業利用

クエン酸は農業にも利用されます。同じ畑に肥料をやり続けているとリン酸やカルシウムが塩（シオではなくエン）として固定されます。こうなると肥料分があるのに効かない状況になってしまいます。

そこで、クエン酸を希釈して畑に撒くと、固定されていた塩（エン）が溶け出して肥料として利用されるようになります。

また、クエン酸はアミノ酸などの有機酸と一緒に植物に吸収され、生物の成長の核となるクエン酸回路にも直接働きかけ、刺激を与えます。肥料として使うには高価ですが、使ってみると効果は絶大です。肥料をやっているのに効かないような気がする…そんな時はクエン酸を使ってみてはいかがでしょうか？

■施用効果

・固定化された塩基の除塩に。
・土壌のアルカリ傾向化の防止に。
・肥料効果増大に。
・定植時の散水をクエン酸希釈液に代える活着が早くなります。
・天候不順などにより、作物が元気の無いときや成り疲れのときにクエン酸希釈液を与えると、作物が元気になる。
・葉物野菜や切花は、出荷１週間前から２回のクエン酸希釈液灌水により日持ちがよくなります。
・切り口を希釈液に浸しておくと、傷みにくくなります。

その外、洗濯や掃除、リンスに、ポット洗浄、柔軟剤としてもお使いいただけます。

■使用方法

１リットルの水に対し20gのクエン酸をよく溶かし込んだものを「原液（2％溶液）」として、これを用途に合わせて500倍〜1000倍に希釈してお使いください。

■キトサン溶液製造用として使用する場合

用意するもの：お湯１リットル＋キトサン粉末30g＋クエン酸45g

キトサン原液1リットル分を作るには、口の広い容器にお湯（水温が低いとキトサンが溶け難いため）を用意し、キトサン粉末を入れて軽く攪拌しながら、クエン酸を数回に分けて加えます。

しばらくするとキトサンが粉末が溶けだし、攪拌を続けていると溶けるのが次第にに早くなります。時間がかかりますが完全に溶かしてください。

■品質規格

品名：クエン酸（無水）（食品添加物グレード）
性状：無色透明の結晶、粒若しくは塊又は白色の粉末で、においがなく、強い酸味がある。
硫酸塩：0.048％以下
重金属：10μg/g以下
水分：0.5％以下
溶解度：水に易溶（20℃：59g/100ml）
pH：1.7 (100g/l、水 20℃)
発売元：扶桑化学工業株式会社
原産国：中国

■ご注意

湿気を吸いやすい粉末です。保管は口をしっかり縛り、冷暗所に保管してください。

■容量

450g袋入り
1kg袋入り
※それぞれの選択肢をお選びください。