オクトクロス｜銀の微細な粒子を繊維表面にめっきした世界初の銀農薬（1箱10枚入り） [TKK-OCTC010]

■オクトクロスとは?

オクトクロスは、銀を担持させた（銀を付着させた）布で、水耕栽培の培養液中に入れると銀イオンが溶出し、培養液中の病原菌を殺菌し、野菜類の水耕栽培で発生する根腐病を予防する効果があります。
下記適用条件において農薬登録されている国内唯一の防除剤です。（2023年4月1日現在）
一般的に、銀は人・動物には安全性の高い物質とされています。

〇適用条件
作物名：野菜類(水耕栽培）
適用病害名：根腐病
使用量：水耕栽培養液1ton当たり30×100cm1枚
使用時期：定植時〜収穫時
使用方法：水耕栽培　養液槽に浸漬

■特徴

・水耕栽培の培養液中に入れると、銀イオンが溶出し、培養液中の病原菌を殺菌します。
・水耕栽培で発生する野菜類の根腐病を予防する効果があり、農薬登録されている国内唯一の防除剤です。
・治療剤ではありませんので、発病する前から使用することで病害を予防することができます。
・大腸菌、緑膿菌、黄色ぶどう球菌、MRSAおよびカビに対して、高い抗菌防カビ効果があることが、判明されました。
・農業分野（特に水耕栽培）で発生する各種病原菌の発生や繁殖を抑制する効果があることが判明し農業用の殺菌剤として農林水産省登録（第20950号）された商品です。

■効果

・オクトクロスは培養液中で銀イオンを徐放し、培養液中の病原菌を殺菌除去します。銀イオンの殺菌力は強力で、水耕栽培で発生する根腐病（根腐病菌が寄生して根が腐敗する病害）に対して効果を示します。
・銀で根をバリアすることにより、発芽・感染を防止します使用環境にもよりますが、オクトクロスを入れた培養液中では、藻の発生も抑制されます。

■安全性

・オクトクロスの農薬登録時に、キュウリを使った可食部への銀の残留分析試験をしています。オクトクロスの使用・未使用に関わらず、可食部への銀の残留量にほとんど差がありませんでした。
・銀は細菌などに対して優れた殺菌力を示す一方、食品添加物として使用されるなど、人や動物にとっては安全性が高い物質とされています。

■使用量

オクトクロスの投入量は、定植後に培養液１立方メートルに対して1枚となります。
ただし、根量に対して銀イオン濃度が高くなると、茎葉の萎れや根の変色などの薬害が生じる恐れがあるため、根量が少ない状況で使用される際は1/4から半量程度の投入量から始め、生育状況をこまめに確認しながら量を増やすようにしてください。

■規格及び仕様

種類：防除剤
農林水産省登録 第 20950 号
有効成分：有効成分 銀 700mg /1 枚 (30ｃm×100ｃm)
その他の成分：ナイロン不織布等
物理的化学的性状：黒色シート性状
急性毒性：通常の使用方法ではその該当はない
魚毒性：通常の使用方法ではその該当はない
最終有効年限：製造月より3年（未開封、冷暗所保管）
メーカー：三島光産株式会社
オクトクロス（OCTCLOTH）は三島光産株式会社の登録商標です。
各種資料に関しては三島光産株式会社のHPにて公開されています。
https://www.mishimakosan.com/ag/octcloth/

■注意点

・水耕栽培以外の目的で、オクトクロスを使用しないでください。
・銀イオン濃度が高くなると、茎葉の萎れや根の変色などの薬害が生じる恐れがあるため、オクトクロスの投入量を減らすなど、調整が必要となることがあります。
【銀イオン濃度が高くなる要因 】
〇生育初期などの根量が少ないとき
〇夏場などの培養液温度が高いとき
〇培養液 pH が低いとき
・薬害の症状が現れた際は、直ちにオクトクロスを取り出してください。オクトクロスを取り出しても薬害の症状が回復しない場合は、培養液を希釈、または交換してください。
・オクトクロスの投入は、直射日光の当たらない培養液タンク内で、常に培養液が動いている場所で使用するのが望ましいです。
・オクトクロスと塩素系薬剤との併用はしないでください。塩素系薬剤を用いてベッドや培養液タンクなどの設備を消毒した後に使用する際は 、入念に洗い流してください。
・オクトクロス取扱い後には、手指を十分に洗ってください 。

■内容量

(30ｃm×100ｃm)×10枚