CP354｜チェーンポット ｜150冊入り （190穴）｜日本甜菜製糖　｜ニッテン [TKK-NTCP354]

■チェーンポットとは？
紙製の鉢が数珠状（チェーン状）に連結した構造です。
簡易移植器『ひっぱりくん』にて紙のついたまま決められた株間で移植することができます。


■特徴
・鉢には底が付いていませんが、根が張りますので土抜けしません。
・育苗が容易で均一な苗作りができます。
・苗床面積が10a当り14〜16㎡と慣行育苗法の1/10以下となり集約管理ができます。
・投資費用が少なく経済的です。
・苗取り・苗運搬が楽です。
・定植作業は、『ひっぱりくんHP-16型』によりハイスピード（25〜30秒/冊）で省力的です。

■製品仕様
形状…六角
1株寸法…径3.5×高3.8cm
1冊株数…190本
展開寸法…28×58cm
株間…6cm

■用途
白菜、キャベツ、フリージア、他




≪ネギ育苗のポイント≫
(1)設置と初回のかん水
・準備は事前に余裕を持って行いましょう。
・苗床はできる限り均平にします。
・融雪期に育苗を予定している場合は、ハウスの外側に明渠を掘り、融雪水による地湿低下を抑えましょう。
・苗床へは、育苗管理がしやすいように設置します。
・初回のかん水は２L/冊以上を数回に分けて行います。（低温気は、天気の良い早朝に行い日中地温上昇に努めましょう）
・水圧が強かったり、培土に水が浸み込みづらい場合は、寒冷紗等ベタ掛けし、かん水します。
・かん水ムラは発芽ムラの原因となります。

(2)発芽
・芽適温　15〜25℃
　温・土壌水分をできるだけ一定に保つよう心掛けましょう。
　不織布・ポリ・保温マット等のベタ掛けも有効です。（https://www.tama5ya.jp/product/1659）

・低温期間は、トンネルなどを併用し夜温の確保に努めます。
・発芽日数の目安
　低温期　発芽器（25℃）　　2〜4日
　　　　　ベタ掛けトンネル　10〜14日
　高温期　　　　　　　　　　2〜3日
　
(3)育苗
・育苗適温　20〜25℃（30℃以下）
・育苗初期は、覆土が乾いたらかん水します。
　（特に周りが乾きやすくなります。）
・育苗後期に進むにつれて、徐々にかん水を控え、外気温に近づけていきます。
・育苗日数の目安
　　　11月〜12月播種　　　70〜85日
　　　1月〜2月播種　　　　60〜70日
　　　3月〜4月播種　　　　45〜55日
　　　
(4)順化と定植前のかん水
・定植２週間前から徐々に外気に慣らしていきます。
・やや乾燥気味になるよう、かん水調整します。
・定植の半日前に2L/冊を目安に十分かん水します。

(5)定植
・定植手順
　（1）ひっぱりくん（HP-16)を植え溝へ入れ、苗すくい皿を入れた苗箱を載せます。
　（2）チェーンポット苗の一端を引き出して杭（割り箸）等で固定します。
　（3）ひっぱりくん（HP-16）引っ張ることで定植できます。